安房国一之宮【安房神社・洲崎神社】
千葉県南房総館山に鎮座する天太玉命が主祭神の【安房神社】と、天比理乃咩命が主祭神の【洲崎神社】の二か所の一之宮を参拝に行ってきました!
強いパワースポットとしても人気で平日でも多くの方々が参拝に訪れていました。
房総開拓、始まりの地【安房神社】
安房神社の主祭神「天太玉命」は日本神話の岩と隠れの時に重要な役割を果たした神様で、境内下の宮に祀られる房総開拓の神「天富命」の祖父になります。天富命は神武天皇から命ぜられ阿波徳島の忌部一族を率い豊かな土地を求め旅立ち房総南端の地に到着しました。上総・下総と進み開拓を終えた天富命は、無事成し遂げられたのも先祖の御加護によるものと、天太玉命をお祭りした事が安房神社のはじまりとなり2670年以上前にさかのぼると言う事です。
国道410号から少し細い道に入り少し走ると目に飛び込む真っ白な鳥居。鳥居をくぐると長い参道があり、桜並木になっていて、桜のシーズンには多くの人で賑わうとのことです。
二つ目の鳥居をくぐり境内へ進みます。
境内は広々とし綺麗に清掃され清々しい空間です。拝殿(本殿)前に巨大な岩がありそこに市杵島姫命が祀られた厳島神社があります。
※詳しい境内案内図はサイトよりご確認ください。
凛とした空気と清々しさ、そして、のんび~りと時間が流れていく境内を散策し、本殿へ参拝。
そして最後に本殿奥にある房総開拓の神【天富命】が祀られている下の宮へ参拝を終え、もう一つの一之宮・洲崎神社へ向かいました。
・相殿神 天比理乃咩命(后神)
御利益・交通安全 厄除開運 家内安全 商売繁盛
東京湾を守る航海神【洲崎神社】
標高110mの御手洗山の中腹に鎮座する洲崎神社
安房神社の主神【天太玉命】の后神【天比理乃咩命】が祀られています。
本殿は文化財にしてされ、2月初午と8月20~22日に奉納される「みのこ踊り」は千葉県指定無形民俗文化財に指定され、御手洗山自然林は千葉県指定天然記念物に指定されています。
再起・再興!天下統一を聞き入れて神様!!
国道から入り口を入ると現れる大きな鳥居。
鳥居の前には10台程止められる駐車場があります。鳥居をくぐると手水舎、随身門があり、その先には148段の石段があります。この石段は厄祓坂とも呼ばれ一段登るごとに厄が払われるとされています。
148段の厄祓坂を登ると本殿です!
鎌倉時代、石橋山の合戦に敗れた源頼朝公は房総安房の地に逃れ、再興を祈願しこの洲崎神社に参拝しました。その後、平家追討に成功し鎌倉幕府を開く事になりました。
この源頼朝の逸話から、再起・再興の神様として信仰されています。
本殿参拝のあとには本殿右側に金毘羅神社、豊玉彦命・大山津見命・健速須佐之男命・大物主命を祀った宮があり、左側に宇賀之御霊命を祀った稲荷神社があります。
霊峰富士遥拝所の案内板に沿って進むと富士見鳥居が表れます。
この日は残念ながら富士山の上の方に雲がかかってしまってはっきり見る事が出来ませんでしたが、薄っすらと姿を現した富士山と壮大な景色に圧倒され、本殿と合わせ、再起・再興とは納得のパワーを頂けた感じでした。
・主祭神 天比理乃咩命(后神)
御利益・再起/再興 航海安全 豊漁 五穀豊穣
厄除開運 縁結び 安産 交通安全
洲崎神社もう一つのパワースポット!
国道を超え海岸にある浜鳥居とその先にある御神石です。
浜鳥居は富士見鳥居と同じく鳥居の間から富士山が拝める場所になります。
御神石は龍宮より一対の御神石が奉納され、ある時、天太玉命の御霊代として安房口神社のある吉井に飛んで行き、その地に祀られ、両方の御神石は互いに向かい合っていて「阿(安房口神社)吽(洲崎神社)の石」として東京湾の入り口をご守護していると言われています。
洲崎神社を参拝の時はこちらも忘れずに参拝し強いパワーを頂いてください!
阿吽の阿の御神石が安置される【安房口神社】は↓こちらの記事へ!
東京湾を守護する阿呍の【御神石】 - 見えない力を味方につけて!
と、ず~っと行ってみたかった南房総の館山にある安房国2か所の一之宮に参拝しパワーを頂いてきました!
館山をはじめ、房総半島にはまだまだ沢山の神社・仏閣・パワースポットがあります。
今回は上の二か所の一之宮と、
体長16m(世界最大級?)涅槃像の常楽山 萬徳寺。
海沿いの国道302号を景色を楽しみながら走っていると現れる崖の上の朱色の建物、船形山の崖に立つ大福時(崖観音)にも立ち寄りました。どちらも圧巻されるばかりでしたw
南房総は海も綺麗です!!